平成31年度 名古屋商工会議所 事業計画

「躍動し愛される名古屋」の実現

■今後10年間のリスク
 当地経済は製造業の強い国際競争力に支えられ、他地域に比べても堅調だが、中・長期的には、大きな環境変化やリスクも存在する。 (1)「デジタル革命による産業の大変化」 主力の自動車産業で「百年に一度の大変革」が進む中、将来的な産業の空洞化さえ懸念する必要がある。
(2)「2027年のリニア開業による東京一極集中の加速化」 リニア開業は、当地が一層発展するチャンスである一方、東京圏に埋没・吸収されてしまうリスクも認識しておかなければならない。

■事業計画の骨格
 上記のリスクに対処し、ナゴヤを更に発展させ、製造業が強いだけでない、「面白い街」にしていくため、「Ⅰ.次世代産業発展、スタートアップ・新事業の創出」、「Ⅱ.まちづくり、インフラ整備」、「Ⅲ.観光・誘客・交流の推進」の三本柱を一体で推進し、互いに好循環を生み、「躍動し愛されるナゴヤ」を実現する。また、「Ⅳ.中小企業の経営支援等」は、商工会議所の基盤事業として着実に取り組んで参ります。

■事業計画の概要
 Ⅰ.次世代産業発展、スタートアップ・新事業の創出  
  1.次世代産業の集積促進(航空宇宙産業・医療機器産業)  
  2.中小企業の新ビジネス展開支援(メッセナゴヤなど、様々なビジネスマッチング機会の創出)  
  3.スタートアップの環境整備、デジタル革命への対応(「なごのキャンパスプロジェクトへの参画」等)

 Ⅱ.まちづくり、インフラ整備、  
  1.まちづくりと賑わい増進(名古屋駅のスーパーターミナル化、都心部を一体で「歩いて楽しい街に」していく取組み 等)  
  2.インフラ整備(中部国際空港二本目滑走路の早期整備への取組み 等)

 Ⅲ.観光・誘客・交流の推進  
  1.「ナゴヤらしさ」をもっと掘り起こして、内外にアピールする取組み  
  2.産業観光(モノづくり観光)の強化(「モノづくり現場ツアー・ワンストップオフィス」の創設 等)  
  3.インバウンド拡大の戦略的推進  
  4.ナイトタイムエコノミー拡大への取組み  
  5.世界交流の拡充・深化(各種海外ミッションの派遣、貿易証明業務の円滑な推進 等)

 Ⅳ.中小企業の経営支援等-商工会議所の基盤事業-  
  1.創業・成長・承継の一貫した支援(約70名の経営指導員による巡回指導や窓口相談 等)  
  2.人材の確保・育成、多様な人材の活躍促進  
  3.会員サービスの向上等

【お問合せ】

企画調整部 企画調整・広報担当
TEL:052-223-5719


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