本所議員が予想する『2015年の経済展望』に関するアンケート調査

日本経済の状況は安倍政権下での政策効果もあって回復しつつあるものの、消費増税後の駆け込み需要の反動減に、夏場の天候不順や、その後の急速な円安進行などが重なり、回復の足取りは重いものとなっている。
このような中、本年も年の瀬を迎え、当地域経済を代表する本所議員の方々を対象に「2015年の経済展望」に関するアンケート調査を実施した。調査結果の概要は下記の通り。

  • 調査時期:平成26年12月8日(月)~12月17日(水)まで
  • 調査対象:本所議員企業150社(回答企業 79社/回答率 52.7%)

調査結果のポイント

  • 【世界経済】 好転の予想が悪化を上回る
  • 【国内経済】 5割が好転と予想
  • 【株価水準】 5割強が更なる株高を予想[「株高(18千円以上)」]
  • 【為替水準】 約4割が更なる円安を予想[「円安(120円以上)」]
  • 【経営状況】 3割強が厳しくなると予想
  • 【重点取り組み】 「コスト削減の強化」が約7割と最多
  • 【来年への期待】 「国内景気の持続的改善」が約9割と最多
【世界経済】 好転の予想が悪化を上回る
世界経済について、「好転」・「やや好転」との予想が約3割(30.8%)に達し、「悪化」・「やや悪化」との予想(18.0%)を上回った。
【国内経済】 5割が好転と予想
国内経済について、5割(51.2%)が「好転」・「やや好転」と予想。「悪化」予想は無く、「やや悪化」との予想も1割強(11.5%)に止まっている。
【株価水準】 5割強が更なる株高を予想[「株高(18千円以上)」]
来年末の株価水準について、5割強(55.1%)が更なる「株高(18千円以上)」を予想。「株安(17千円未満)」は1割強程度(12.8%)に止まった。
【為替水準】 約4割が更なる円安を予想[「円安(120円以上)」]
来年末の為替水準について、約4割(39.8%)が更なる「円安(120円以上)」を予想。一方、「円高(100~110円)」予想は1割未満に止まった。なお、100円を切る円高予想はなし。
【経営状況】 3割強が厳しくなると予想
「厳しくなる」・「やや厳しくなる」との予想が3割強(31.5%)と慎重姿勢が、「好転」・「やや好転」との予想(23.7%)をやや上回った。
【重点取り組み】 「コスト削減の強化」が約7割と最多
全体では「コスト削減の強化」が約7割(65.8%)と最多、次いで「海外展開の拡大」、「設備投資の拡充」、「新事業分野への参入」が2割を上回る。
特に、製造業では「海外展開の拡大」が約5割(48.4%)に達した。
【来年への期待】 「国内景気の持続的改善」が約9割と最多
全体では「国内景気の持続的改善」が9割弱(87.3%)、次いで「個人消費の拡大」・「デフレからの着実な脱却」・「近隣諸国(中国・韓国)との関係改善」などが続いた。

【お問合せ先】

企画振興部 企画・政策グループ 担当:長井
TEL:052-223-5713(直通)


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